MS-09H
ドワッジ改
DOWADGE CUSTOM

頭頂高:18.2m
本体重量:43.5t
全備重量:87.4t
出力:1,440kw
推力:122,700kg
センサー有効半径:8,800m
装甲材質:チタン合金(一部ガンダリウム合金使用)
搭乗者:デザート・ロンメル

武装
頭部30mmバルカン砲×2
ビームカノン
ヒートサーベル
ヒートトマホーク

ドワッジ改は、ジオン公国軍残党「ロンメル軍団」の陸戦用重モビルスーツ。
一年戦争末期にMS-09ドムのバリエーションのひとつとして開発されたMS-09Gドワッジを、「砂漠のロンメル」ことデザート・ロンメル中佐用に改修した現地改修機である。
両肩の装甲後部に化学燃料方式の大型ブースター4基が装備されており、MS-09Gより20%(24,200kg)の推力増加を果たした。
また、リニアシート導入やジェネレーターの換装がなされ、更に、機体の一部にはガンダリウム合金が使用されているため装甲強度も向上している。
本機が携行していたビームカノンは、ドワッジにもともと支給されていた武装ではなく、ロンメル軍団が地球連邦軍基地から強奪したビーム兵器を改造したものであった。
格闘武装として、本機はヒートサーベルとヒートトマホークを装備しているが、ロンメル中佐はヒートトマホークを好んで使用していたという。
固定武装として装備されていた頭部バルカン砲は、MS-09Gは4門であったが、本機はモノアイバイザーが大型化しているため、2門に減らされている。

ロンメル中佐は、アフリカ方面軍の精鋭部隊「ロンメル軍団」を指揮しつつ自身もモビルスーツを駆って数々の戦果を挙げたことから、一年戦争中は砂漠戦のエキスパートとして地球連邦軍に怖れられていた。
しかし、欧州のオデッサ基地が陥落したことをきっかけに各地で地球連邦軍が攻勢に転じたため、アフリカ戦線でもジオン公国軍は徐々に劣勢に追い込まれる。
宇宙世紀0079年12月7日、地球上の戦線を維持するのは不可能と判断したジオン公国軍上層部は、アフリカ方面軍の残存部隊に引き揚げ命令を出したが、ザビ家の熱狂的な信奉者であったロンメル中佐は、ジオン公国軍が敗北することなど有り得ないと信じてアフリカで戦い続けた。
一年戦争終戦直前の宇宙世紀0079年12月末には、各地を転戦してアフリカへとたどり着いたジオン公国軍特殊部隊「闇夜のフェンリル隊」と合流したが、その直後、地球連邦軍によってロンメル軍団の拠点が包囲されてしまう。
地球連邦軍は、抗戦を続けるロンメル軍団に対し、戦争が終結したことを伝え投降勧告をおこなったが、ロンメル中佐はこれに耳を貸さず徹底抗戦を決意。
一方、闇夜のフェンリル隊の隊長ゲラート・シュマイザー少佐は、部下達を故郷のサイド3へ帰らせてやりたいという思いからロンメル中佐にはついて行かず、ロンメル軍団が拠点から撤退を完了するまで地球連邦軍部隊の攻撃を防いだ。
地球連邦軍の包囲を突破したロンメル中佐は、その後砂漠の小さな町に潜み、兵の訓練や地球連邦軍の基地から兵器や資材を奪ってロンメル軍団を強化しながら、宇宙世紀0088年に戦死するまで約8年ものあいだ、ジオン再興を夢みてアフリカ大陸でゲリラ活動を行っていた。
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